独立行政法人 国立病院機構 鹿児島医療センター

薬剤部

部門紹介

薬剤部の主な紹介内容

知りたいという気持ち!伝えたいという気持ち!お薬に関して疑問がありましたら、何でもお尋ねください。
薬剤部長
尾之江 剛樹

勤務体制は、通常業務に加えオンコール体制をとっており、緊急時に対して24時間対応できるようにしています。

業務内容は、医師の処方せんに基づく調剤業務を初め、抗がん剤調製、入院患者に対するベッドサイドでの薬剤管理指導業務、医薬品管理、治験業務など多岐にわたっています。

チーム医療では、がん化学療法、緩和医療、ICT、NST、RST、褥創委員会、治験、糖尿病教室など積極的に活動しており、レジメン管理に基づく抗がん剤の調製やICTでは抗菌薬の使用動向を監視し適正使用を啓蒙するとともに、消毒薬の適正、且つ安全、経済的な使用を推進しています。

経営面では、2008年4月よりDPCが導入されたことで、医療費削減のため後発医薬品の活用を積極的に行っています。

教育・研修では、薬学生の実習受入れを行っており、薬学教育6年制の移行に伴った2010年からの薬学生の長期実務実習についても、積極的に受入れを行っています。

また、特に安全管理の面では、医薬品に絡んだ医療事故は多く発生しており、薬剤師として少しでも医療事故防止に貢献できるようシステムの見直しを図り、リスクマネジメントに積極的に取組んでいます。

良質の医療の提供と患者の安全性確保を目標とし、病む人の立場に立った、国民の信頼に応える医療に貢献したいと考えています。

おくすりのはなし

くすりの飲みかた

お薬は、コップ一杯程度の水か、ぬるま湯でお飲みください。また、「お薬」は、シートから必ず取り出してお飲みください。うっかりして、シートのまま飲んでしまうことがないように十分注意してください。
また、薬の中には、ゆっくり溶け出して、長い間効果が続くお薬(徐放性)や、胃の中で溶けずに、腸で溶け出して初めて効果があらわれるお薬(腸溶錠)があります。そのため、飲みにくいからといって、錠剤やカプセルをかみ砕いたり、あるいは中身を取り出して飲んだりしないようにしましょう。
どうしても飲みにくい場合は、主治医や薬剤師にご相談してください。

くすりを飲む時間は?

くすりの袋に、「1日3回毎食後」という表示があります。くすりは、食後、食前、食間といった具合に、食事を一つの基準にしています。くすりを有効で安全なものにするためには、決められた時間を必ず守って飲むことが大切です。
食前 食事のおよそ30分前に服用 食後 食事のおよそ30分後に服用
食直前 食事のすぐ前に服用 食直後 食事のすぐ後に服用
食間 食事のおよそ2時間後に服用 就寝前 寝る30分位前に服用
頓服 症状に応じて、一時的に服用

くすりを飲み忘れた時は、どうしたらいいの?

薬の飲み忘れに気づいたら、出来るだけ早く飲むようにしてください。
次の薬を飲む時間が近い時には、1回飲むのをやめるか、または薬を飲んで次に飲む薬の時間を遅らせるようにしてください。 時間を遅らせる目安は、次のように考えられています。
  • 1日3回飲む薬・・・次に薬を飲むまで4時間以上あける。
  • 1日2回飲む薬・・・次に薬を飲むまで5時間以上あける。
  • 1日1回飲む薬・・・次に薬を飲むまで8時間以上あける。
1回分を飲み忘れたからといって、決して2回分を一度には飲まないでください。
2回分を1度に服用すると、中毒症状を起こしやすくなります。
また、食後に飲む薬は、食事をした後に飲むのが基本ですが、食事をしない、あるいは食事をしていないからといって飲まないのではなく、服用時間がきたら、きちんと薬を飲むように心がけてください。なお、一般的には上記の様に言われていますが、薬によっては対応が異なる場合がありますので薬剤師にご相談ください。

食事をぬいたら、くすりは?

毎回、きちんと薬を飲まなければ、十分な効果が得られません。そのため、食事をしなくても薬は、指示されたとおりにお飲みください。 鎮痛剤などは空腹時に服用した場合、胃が荒れることもありますので、多めの水あるいはコップ一杯の牛乳など、できるだけ何か飲食してからお飲みください。
ただし、牛乳と一緒に飲んではいけない薬もありますので、薬剤師にご相談ください。

ワーファリンと食べ物

ビタミンKは脂溶性ビタミンの1つで、血液の凝固(血が固まって出血が止まる)を正常にする働きがあります。ワーファリンは、このビタミンKの働きを抑えて、血液を固まりにくくするお薬です。
納豆、クロレラ、青汁には、ビタミンKが大量に含まれていますので、これらを摂取した時、ワーファリンの効果が打ち消されて、十分な薬の効果が期待できませんので、特にこの3つは摂取しないでください。

グレープフルーツジュースとくすり

最近の研究で、食品の中に薬の作用を強くしたり、あるいは逆に弱くする食品があることが明らかになってきました。その中の一つに、グレープフルーツジュースがあります。
例えば、狭心症や高血圧の治療に使われています「カルシウム拮抗薬」と呼ばれている薬を、グレープフルーツジュースで服用すると、水で服用した時と比べて、薬の作用が強くなり、血圧が下がりすぎたり、顔のほてり、頭痛、ふらつきなどの副作用があらわれる可能性が指摘されています。
グレープフルーツジュースの消費量は、国内でも増加していますので注意が必要です。グレープフルーツを食べた場合でも同じ反応が報告されています。オレンジジュースは問題ありません。
またグレープフルーツの近縁種である晩白柚(ばんぺいゆ・ザボン種)についても、免疫抑制薬の「プログラフカプセル」を服用している場合は、注意が必要です。お薬は、水か、ぬるま湯で飲むのが一番いいですね。

舌下錠を飲みこんだら?

舌下錠は、口の中の粘膜から吸収されて速く効果をあらわす錠剤です。飲み込んだ場合、胃液の影響で薬の効果が落ちたり、また肝臓で分解されて十分な効果が期待出来なくなりますので、このお薬は必ず舌の下で溶かして服用してください。

心臓の貼りぐすりは、どこにはるの?

心臓の貼りぐすり(硝酸イソソルビドテープ・ニトロダームTTSなど)は、皮膚に貼ることで、効果を示す心臓病のお薬です。この心臓の貼りぐすりは、胸部、上腹部、背部のいずれかに貼ってください。
同じ場所に貼り続けると、かゆみ、発赤、かぶれなどができることがありますので、場所を変えて貼ってください。 わからないことや、いつもと違うと感じた時は、主治医にご相談してください。

スタッフ紹介 【2019年1月1日現在】

薬剤部長 1名
副薬剤部長 1名
調剤主任 1名
治験主任 1名
試験検査主任 1名
医薬品情報管理主任 1名
製剤主任 1名
薬務主任 1名
薬剤師 9名
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099-223-1151 (代表)
〒892-0853
鹿児島県鹿児島市城山町8番1号
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