独立行政法人国立病院機構指宿医療センター

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循環器内科

診療科の紹介

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 心臓疾患の治療はスピードがとても重要であり、専門的知識が必要になります。当院は、日本循環器学会、日本心血管インターベンション治療学会、および日本不整脈心電学会の研修施設であり、循環器専門医が16名、心血管インターベンション治療専門医4名、不整脈専門医が3名在籍しており、最先端の技術で治療しております。

 また、『心臓病・脳卒中救急センター』が開設され、救急患者の受入れ体制が確立しました。救急科、循環器内科、および心臓血管外科と協力して、急性心筋梗塞、急性心不全、ショック、不整脈、心肺停止、急性大動脈解離などの急性期の心疾患を24時間体制で積極的に受け入れております。


 
 循環器内科は虚血性心疾患(急性心筋梗塞、不安定狭心症、陳旧性心筋梗塞、狭心症など)、心臓弁膜症(大動脈弁膜症、僧帽弁膜症、三尖弁膜症など)、心筋疾患(特発性心筋症、拡張型心筋症、肥大型心筋症、急性心筋炎など)、心不全(急性、慢性)、不整脈(心房細動、心房粗動、発作性上室性頻拍症、WPW症候群、期外収縮、心室頻拍、心室細動、ブルガダ症候群、徐脈、洞不全症候群、房室ブロックなど)、大動脈疾患(急性大動脈解離、胸部・腹部大動脈瘤など)、末梢血管疾患(慢性閉塞性動脈硬化(ASO/PAD)、静脈血栓症など)を中心にしています。また、高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症、肥満などの生活習慣病など幅広い領域に亘って診療を展開し、かかりつけ医や近隣病院と診療連携をはかっています。

 診断手段としては心臓超音波検査、心筋シンチ検査、冠動脈や大動脈CT検査、心臓MRI検査、冠動脈造影検査などです。主な治療としては、冠動脈インターベンション(PCI)、末梢動脈形成術、心臓デバイス治療(ペースメーカ、ICD、CRT等植込み)やカテーテルアブレーションを中心に診療しています。

 平成29年度の主な検査・治療件数は、心臓超音波検査は約14,978件、心筋シンチ 1,977件、冠動脈CT検査 1,509件、心臓MRI検査 82件、冠動脈造影検査 921件、植込み型ループ式心電計(ILR) 10件、PCI 533件、末梢動脈形成術 52件、心臓デバイス治療 192件、カテーテルアブレーション 296件、大動脈ステントグラフト(胸部・腹部) 55件の実績です。

 他職種、心臓血管外科と協力して、ハートチームを立ち上げており、ハイリスク患者や超高齢者に対する治療として、①胸部および腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術、②大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)も行っています。

 その他、不整脈部門では、①クライオやホットバルーンによる肺静脈隔離術、②血管内にリードを入れず、前胸部の皮下に植込む除細動器(皮下植込み型除細動器:S-ICD)の植込み、③ポケットを作成する必要がなく、リードも必要ないリードレスペースメーカの植込み、④経静脈電極抜去術(レーザーシースを用いるものによるリード抜去)などの治療が出来る認定施設です。

 今後も循環器領域の信頼を得ていけるように努力したいと思います。

当院での主な検査

●心電図検査
 心臓は拡張と収縮を繰り返し、常にリズミカルに動いています。血液を全身に運ぶポンプの役割を果たしており、成人では1分間に約60~80回拍動しています。心臓は筋肉でできた臓器ですが、効率よくポンプ機能が働くために、心房がまず収縮し、そのあと心室が収縮するように、刺激伝導系(図)という電線が心臓には張り巡らされています。
                              刺激伝導系

 まず、洞結節から電気信号が発生し、心房に伝導していきます。電気信号が来た時に、心臓の筋肉は収縮することになります。心房を伝導した電気信号は、房室結節を通ってヒス束、右脚、左脚、プルキンエ繊維から心室筋へ伝導していきますが、房室結節は特別電気の流れが遅いところですので、房室結節をゆっくり電気信号が通っている間に心房が収縮し心房から血液を心室に送り出します。房室結節を通った電気信号は、それ以降の刺激伝導路を通って心室筋に伝導していきますが、この部分は房室結節より50~100倍くらい伝導速度が速いため、即座に心室全体に興奮が伝わり心室が収縮し、血液を、心臓から肺や全身に送り出します。このようにして効率よく、心臓は拍動しています。このような心臓の電気的活動をみるのが心電図です。心臓のリズムが乱れる「不整脈」、あるいは、「狭心症」や「心筋梗塞」などの診断にも有用です。
                              正常な心電図
●運動負荷心電図検査
 運動負荷心電図検査には、簡単な方法としては、マスター法と呼ばれる2段になった階段を決められた時間、決められた速度で昇降する方法があります。また、自転車をこぐ自転車エルゴメーターやベルトの上を歩くトレッドミル検査などがあります。
 例えば安静時には症状なく、正常な心電図である狭心症の患者さんが、運動負荷をかけることにより、症状の出現と心電図に異常を認めることがあります。このように安静時と運動負荷時の心電図の変化を診断する検査です。

●ヘッドアップチルト試験(Head-up tilt test)
 突然、一時的に意識を失うことを失神と呼びます。ヘッドアップチルト試験(Head-up tilt test)はその失神の原因を調べる一つの検査です。
失神の原因の一つに自律神経の調節障害がありますが、ヘッドアップチルト試験は自律神経の調節異常が起こりやすいかどうかを調べる検査です。
 患者さんに検査台の上に横になっていただき、検査台を起こして傾斜をつけることにより、血液が重力により足の方に移動します。自律神経の調節異常のある方は、血圧・脈拍の調節がうまくいかず、一時的に脳の血流が減少して失神が起こります。このように、血圧計や心電図などのモニター類を装着して検査します。

●24時間ホルター心電図検査
 心臓病の検査には心電図検査が欠かせません。不整脈や胸部の症状が1日のうちの数分だけのこともあり、なかなか発作時に心電図でとらえることが難しい場合があります。また、自覚症状がないが不整脈や狭心症の発作が起こっている場合を含め、24時間にわたり心電図を記録する検査です。

●携帯型心電図検査
 心臓病の検査には心電図検査が欠かせません。不整脈や胸部の症状が1日のうちの数分だけのこともあり、なかなか発作時に心電図でとらえることが難しい場合があります。そこで最近は、携帯型の心電図を貸し出しており、いつでも、どこでも簡単に、異常が起きた時に素早く計測できる心電計です。

●植込み型ループ式心電計
 長期間心臓の拍動を継続的に監視し、不整脈や失神などを調べる検査です。症状が起きた時に、記録された心電図から異常がなかったかを調べることができ、失神の原因診断に利用されています。
                            検査技師による解析風景

●電気生理学的検査
 心臓の中の電気的活動状態を調べます。

●心臓超音波検査(心エコー図検査)
 胸から探触子と呼ばれる小型のプローブから超音波を出すことにより、心臓の筋肉や弁に当たってはね返った超音波を受診することにより診断します。魚群探知機を想像して頂ければ理解しやすいと思います。超音波検査により、心臓の大きさ、形、心臓の筋肉の厚みや心臓の動きが分かります。弁の開閉、血液の流れ、速度や方向が分かりますのめ弁膜症の診断には欠かせない検査です。先天性の疾患、心嚢液、心臓外の異常構造物や血栓など診断できます。

●経食道心臓超音波検査(経食道心エコー図検査)
 直径約1cmの細長い管(経食道プローブ)を口から食道の中に入れて、心臓や大血管を身体の内側(食道・胃)から観察します。
 心臓の弁膜、心筋、大血管などの病気、心臓内の血栓の有無を診断し、その治療方針を決定するための検査です。通常の経胸壁心エコー検査(胸の外から観察する)では観察困難な部位をより詳しく検査します。

●上下肢血管超音波検査
 超音波にて、左右の上下肢の動脈や静脈を観察し、狭窄や閉塞、石灰化や動脈硬化、血流を調べます。
                         心臓超音波・上下肢血管超音波検査機器

                          経食道心臓超音波検査機器

●単純X線検査
 心臓のサイズの変化や肺うっ血の有無などを調べます。

●心筋シンチグラフィRI検査
 心筋シンチグラフィとは、放射性同位元素を注射し、放出される放射線を撮影して、コンピュータ処理して画像にし、心筋の血流やエネルギー代謝などを調べる検査です。虚血の部位、虚血量、重症度、心筋の状態や交感神経機能などの評価をする検査です。

●CT検査
 筒のようなところに体を入れることにより、周りから照射されるエックス線でコンピュータを用いて作る断層写真です。

●冠動脈CT検査
 心臓は拡張と収縮を繰り返し、血液を全身に運ぶポンプの役割を果たしています。心臓自体に血液を供給するための血管が心臓を包むように分布しており、これを冠(状)動脈といいます。
 冠動脈は大きく分けると、左右の冠動脈からなり、左冠動脈は左前下行枝と左回旋枝の2本からなります。
 心臓コンピュータ断層撮影(CT)は心筋シンチグファフィー(RI)と比べ冠動脈病変の診断精度に優れています。検査時間が短く、狭窄病変の診断やプラーク形状評価などの形態的診断に適しています。

●心臓MRI検査
 CT検査と同じように、筒のようなところに体をいれて検査しますが、MRIは磁石の性質を利用して脳や心臓などの臓器に含まれる水分と脂肪の信号をとらえて画像にする検査です。
 局所心筋収縮能や心筋血流の定量的評価、心筋バイアビリティ診断、遅延造影MRIによる梗塞と線維化の診断、冠動脈狭窄などの情報を非侵襲的に評価できます。

●血管造影検査
 大動脈、および、選択的に上肢・下肢の血管や末梢動脈の血管内に造影剤を使用することで動脈硬化、狭窄病変や閉塞部位を調べる検査です。

●心臓カテーテル検査
 心臓は血液を全身に送り出すポンプの働きをする大切な臓器です。その大きさは握りこぶしより少し大きい程度で、全体が筋肉でできており、一分間に約4~5リットルの血液を送り出しています。心臓の内部は右心房、右心室、左心房、左心室の4つの部屋からなります。右心房→右心室→肺動脈→左心房→左心室→大動脈の一方向にスムーズに血液を循環させるために各部屋との間に逆流を防止するため、三尖弁、肺動脈弁、僧房弁、大動脈弁の4つの逆流防止弁が存在します。心室を形作る筋肉が異常をきたす病気が心筋症と呼ばれるもので、心臓の弁膜が異常をきたす病気が弁膜症と呼ばれるものです。
 心臓の筋肉は、大動脈から分かれて心臓の表面を包むように分布している冠(状)動脈と呼ばれる血管により血液(栄養や酸素)の供給を受けています。冠動脈は大きく分けると、左右の冠動脈からなり、左冠動脈は左前下行枝と左回旋枝の2本からなります。
 狭心症は、動脈硬化により冠動脈の内腔が狭くなること(狭窄)によっておきますが、血管のスパズムと呼ばれる冠動脈の攣縮により血流が悪くなり狭心症状を生じる場合もあります。不安定狭心症や急性心筋梗塞は、動脈硬化病変の粥腫(プラーク)が破裂して、血液の塊(血栓)が急速にできることにより、内腔が狭窄したり、閉塞して起きると考えられており、原因の大部分を占めます。
 心臓カテーテル検査は、弁膜症や心筋症、先天性心疾患等を調べる検査であり、冠動脈造影は、右冠動脈と左冠動脈を、カテーテルと呼ばれる管を使用して選択的に造影する検査です。

当院での主な治療

1.経皮的冠動脈インターベンション(PCI)
 1)風船治療(POBA)
 2)ステント治療
 3)ロータブレーター
2.末梢動脈インターべンション(PTA)
3.大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術治療
4.不整脈に対するカテーテルアブレーション
5.デバイス治療
 1)ペースメーカ植込み
    リードレスペースメーカ
 2)植え込み型除細動器(ICD)
    皮下植込み型除細動器(S-ICD)
 3)心臓再同期療法(CRT)
6.経静脈電極抜去術:(レーザーシースを用いるもの)によるリード抜去
7.経皮的カテーテル大動脈弁置換術・形成術(TAVI・BAV)

スタッフ紹介 【平成30年4月1日現在】

中島 均 (Hitoshi Nakashima)
(副院長)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
  • カテーテル治療
学会専門医・資格
  • 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
  • 日本循環器学会 循環器専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会 評議員
  • 日本心血管インターベンション治療学会 認定医・専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会 指導医
  • 胸部ステントグラフト実施医
  • 腹部ステントグラフト実施医 指導医
  • 鹿児島大学医学部臨床教授
  • 日本高血圧学会指導医
  • 日本心臓病学会
  • 日本不整脈心電学会
  • エキシマレーザ心内リード抜去システム実施医
  • 浅大腿動脈ステントグラフト実施医

片岡 哲郎 (Tetsuro Kataoka)
(第一循環器医長)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
  • カテーテル治療
学会専門医・資格
  • 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
  • 日本循環器学会 循環器専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会 認定医・専門医
  • 腹部ステントグラフト実施医
  • 腹部ステントグラフト実施医・指導医
  • 日本心臓病学会
  • 経カテーテル大動脈弁植込み術認定術者
  • エキシマレーザ心内リード抜去システム実施医
  • 日本内科学会指導医
  • 浅大腿動脈ステントグラフト実施医
  • リードレスペースメーカ実施医

久保 忠弘 (Tadahiro Kubo)
(第一循環器医長)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
学会専門医・資格
  • 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
  • 日本循環器学会 循環器専門医
  • 日本プライマリケア学会指導医
  • 日本医学教育学会
  • SHD心エコー図認証医

髙﨑 州亜(Kunitsugu Takasaki)
(第一循環器医長)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
学会専門医・資格
  • 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
  • 日本循環器学会 専門医
  • 日本超音波学会 超音波専門医
  •       

楠元 啓介 (Keisuke kusumoto)
(第一循環器医長)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
  • カテーテル治療
学会専門医・資格
  • 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
  • 日本循環器学会 循環器専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会 認定医・専門医
  • 日本心臓病学会
  • 日本心臓リハビリテーション学会

福永 研吾 (Kengo Fukunaga)
(第一循環器医師)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
学会専門医・資格
  • 日本内科学会 認定内科医
  •       
  • 日本循環器学会 循環器専門医
  • 日本心血管インタベーション治療学会認定医
  • 浅大腿動脈ステントグラフト実施医

平峯 温子(Atsuko Hiramine)
(第一循環器医師)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
学会専門医・資格
  • 日本内科学会認定医
  • 日本循環器学会

鎌田 博之(Hiroyuki Kamada)
(第一循環器医師)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
学会専門医・資格
  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本循環器学会
  • 日本心臓病学会
  • 日本不整脈心電学会
    

立志 公史郎 (Koushiro Tateshi)
(第一循環器医師)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
学会専門医・資格
  • 日本内科学会
  • 日本循環器学会

薗田 正浩 (Masahiro Sonoda)
(循環器内科部長)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
  • カテーテル治療
学会専門医・資格
  • 日本循環器学会循環器専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会認定医・専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会・指導医
  • 日本内科学会認定内科認定医・総合内科専門医・指導医
  • 心臓リハビリテーション指導士
  • 日本心臓病学会心臓病上級臨床医(FJCC)・代議員
  • 日本医師会認定産業医
  • 植込み型除細動器・ペーシングによる心不全治療登録医
  • エキシマレーザ心内リード抜去システム実施医
  • 浅大腿動脈ステントグラフト実施医
  • 鹿児島大学医学部臨床教授

塗木 徳人 (Norihito Nuruki)
(第二循環器医長)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
学会専門医・資格
  • 日本循環器学会循環器専門医
  • 日本内科学会認定内科認定医・総合内科専門医・指導医
  • 日本不整脈・心電学会認定不整脈専門医
  • 日本心電学会評議員
  • 植込み型除細動器・ペーシングによる心不全治療登録医
  • エキシマレーザ心内リード抜去システム実施医
  • リードレスペースメーカ実施医
  • クライオバルーンアブレーション実施医
  • ホットバルーンアブレーション実施医
  • 鹿児島大学医学部臨床教授

田中 秀樹 (Hideki Tanaka)
(救急科医長)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
学会専門医・資格
  • 日本循環器学会循環器専門医
  • 日本内科学会認定内科認定医・総合内科専門医・指導医
  • SHD心エコー図認証医
  •      

東 健作 (Kensaku Higashi)
(第二循環器医長)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
学会専門医・資格
  • 日本内科学会内科認定医・総合内科専門医
  • 日本循環器学会専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会認定医
  • 浅大腿動脈ステントグラフト実施医

田上 和幸 (Kazuyuki Tanoue)
(第二循環器医長)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
学会専門医・資格
  • 日本循環器学会循環器専門医
  • 日本内科学会認定内科認定医・指導医
  • 日本心臓リハビリテーション学会認定心臓リハビリテーション指導士
  • 日本不整脈・心電学会認定不整脈専門医
  • リードレスペースメーカ実施医
  • クライオバルーンアブレーション実施医
  • ホットバルーンアブレーション実施医
  • 皮下植込み型ICD実施医
  • 抗加齢医学会専門医
  • 植込み型除細動器・ペーシングによる心不全治療登録医
  • エキシマレーザ心内リード抜去システム実施医

平峯 聖久 (Kiyohisa Hiramine)
(第二循環器医長)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
学会専門医・資格
  • 日本内科学会認定内科認定医
  • 日本循環器学会専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会認定医
  • 経カテーテル大動脈弁植込み術認定術者

山下 恵里香 (Erika Yamashita)
(第二循環器医師)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
学会専門医・資格
  • 日本内科学会認定内科認定医
  • 日本循環器学会専門医
  • 日本不整脈・心電学会認定不整脈専門医
  • 植込み型除細動器・ペーシングによる心不全治療登録医
  • エキシマレーザ心内リード抜去システム実施医
  • リードレスペースメーカ実施医
  • クライオバルーンアブレーション実施医
  • ホットバルーンアブレーション実施医
  • 皮下植込み型ICD実施医
    

蔡 榮鴻 (Eikou Sai)
(第二循環器医師)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
学会専門医・資格
  • 日本内科学会認定医
  • 日本循環器学会専門医
  • クライオバルーンアブレーション実施医
  • ホットバルーンアブレーション実施医
  • 皮下植込み型ICD実施医

石川 裕輔 (Yusuke Ishikawa)
(第二循環器医師)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
学会専門医・資格
  • 日本内科学会認定医
  • 日本循環器学会

馬場 善政 (Yoshimasa Baba)
(第二循環器医師)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
学会専門医・資格
  • 日本内科学会認定医・総合内科専門医
 

皆越 眞一 (Shinichi Minagoe)
(第一循環器医師)

専門領域
  • 内科
  • 循環器科
  • 心臓超音波
学会専門医・資格
  • 日本循環器学会 専門医
  • 日本心臓病学会
  • 日本超音波医学会 評議員
  • 日本心エコー図学会
  • 日本超音波医学会 専門医・指導医
  • 鹿児島超音波研究会 幹事
  • 日本内科学会認定内科医

外来診療曜日・担当表

実績

平成28年度の当院循環器科の実績の報告させて頂きます。

循環器科_実績1 心臓カテーテル検査 1,013件
経皮的冠動脈形成術 575件
循環器科_実績2 経皮的末梢動脈形成術 37件
経皮的大動脈弁拡張術 3件
循環器科_実績3 心臓デバイス治療総数 190件
ペースメーカ関連  142件
ICD/CRT-D  38件
リード抜去 10件
循環器科_実績4 不整脈カテーテルアブレーション 232件
循環器科_実績5   ステントグラフト総数 38件
EVAR 20件
TEVAR 18件
<これまでの実績>


 ●経皮的冠動脈インターベンション(PCI)
 ●末梢動脈インターベンション(PTA)
 ●大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術治療
 ●不整脈に対する電気生理学的検査/カテーテルアブレーションEP・ABL
     ●デバイス治療
   除脈に対してのペースメーカ
   平成29年9月から、新たにリードレスペースメーカが使用できるようになりました。
   植え込み型除細動器(ICD)と心臓再同期療法(CRT)
 ●経静脈電極抜去術:(レーザーシースを用いるもの)によるリード抜去
 ●経皮的カテーテル大動脈弁置換術・形成術(TAVI・BAV)累積

当院での主な治療内容については、循環器基幹医療病院

<合併症について>
検査
  • カテーテル検査に伴う合併症

稀ではありますが、本検査において下記のような合併症が起こり得ます。特に60歳以上の方、心臓の機能が悪い方、冠動脈が高度に狭い方、弁膜症のある方、腎臓の悪い方、糖尿病および脳血管障害の既往のある方では合併症の確率が高くなるといわれています。

    1. 1.死亡

    1. 生死にかかわる病気のために緊急でする場合もある検査でもあります。障害を受けている心臓に対して検査を行うこともあるために、どうしても合併症発生をゼロにすることができません。
    1. 2.心筋梗塞

    1. カテーテルによって冠動脈が傷ついたり、動脈硬化の粥腫(脂肪) が剥がれたものや血栓 (血液が固まったもの) が冠動脈に詰まることにより発生します。
    1. 3.塞栓症の発生

    1. カテーテルの通過により大動脈壁の動脈硬化によって生じた粥腫(脂肪)や血栓が剥がされ、全身の血管に詰まることにより発生します。これらの状態を塞栓症と呼びます。脳の動脈に詰まれば脳塞栓が起こり、脳梗塞となりますし、腸の動脈に詰まれば腸間膜動脈塞栓症、腎臓の動脈に詰まれば腎塞栓が発症します。その結果、各臓器や下肢の筋肉組織への血流が途絶えて多臓器不全となり、全身状態が急速に悪化することがあります。
    1. 4.薬剤アレルギー

    1. 検査中及びその前後には造影剤、局所麻酔薬、抗血小板剤、抗生剤等の多種類の薬剤を用います。 造影剤をはじめあらゆる薬剤がアレルギー反応を起こす可能性があります。アレルギーが発生すると、くしゃみ、蕁麻疹、顔面や声門の腫れをおこし、呼吸困難や血圧低下等の重篤な症状が出現することがあります。 造影剤アレルギーのある方には事前に予防薬を使用いたしますのでお申し出下さい。
    1. 5.血管損傷

    1. 穿刺処置、カテーテルやガイドワイヤーの操作により発生します。仮性動脈瘤(穿刺部の血管と周囲の組織が交通し、出血して腫れること)、動静脈瘻(穿刺部で動脈と静脈が交通すること)、動脈解離(動脈の壁に裂け目が入ること)を起こすことがあります。またごく稀に腹部の動脈に穴があくことにより後腹膜腔に血の固まり(血腫)ができることがあります。また心臓は心嚢という袋に取り囲まれていますが、カテーテルが心臓の壁を突き抜けることによりこの袋の中に血液が充満し、その結果心臓が圧迫されて十分に血液を循環させることができなくなる心タンポナーデを引き起こすことがあります。その際は、みぞおちの所から針を刺して血液を除去します。まれに開胸手術が必要になることもあります。
    1. 6.出血

    1. 動脈を穿刺した部分から検査中や検査後に出血することがあります。多くは軽症ですが頻度の高い合併症です。出血した血の固まり(血腫)は、通常は後日、自然に吸収されます。大量に出血した場合は、必要に応じて輪血等の処置が必要になることがあります。穿刺部の出血が止まらない場合には手術が必要になることがあります。
    1. 7.迷走神経反射

    1. 検査中や検査後に、気分不良とともに血圧低下や徐脈を来すことがあります。多くは一時的なもので、薬剤投与や原因除去により速やかに改善します。
    1. 8.心不全

    1. 検査時の患者さんの心機能によりますが、精神的な緊張や造影剤の負担により心不全になられることがあります。 通常は薬物治療にて改善しますが、呼吸困難が激しく人工呼吸器が必要になることがあります。
    1. 9.重篤な不整脈の出現

    1. カテーテルによる心臓に対する機械的刺激、あるいは造影剤注入による化学的刺激により一時的に脈が乱れることがあります。多くの場合、これらの不整脈は一過性で何の後遺症も残しません。しかし稀に心室性頻拍症、心室細動、徐脈あるいは心停止などの重篤な不整脈が出現することがあります。
    1. 10.腎不全

    1. 特に腎機能障害がある方では、程度の差はあっても造影剤によって腎機能がさらに悪化することがあります。腎機能が一定以上悪化している方は、腎機能の保護を目的に検査前から輸液(点滴) を多めにさせて頂くことがあります。 稀に造影検査後に継続的な血液透析に進展する場合もあります。
    1. 11.放射線皮膚障害

    1. 稀に放射線照射(レントゲン) による皮膚の障害(ただれ等) が発生することがあります。
    その他にも頻度は非常に低いですが、予想しにくい合併症の起きる場合があります。その他の合併症として、空気塞栓、カテーテル断裂、ステント脱落、穿刺部末梢の持続性疼痛などが起こることがごくまれにですがあります。万が一重篤な合併症が発生した場合には、直ちに呼吸補助、経皮的冠動脈インターベンション、心囊ドレナージや外科的手術等の処置を必要に応じて行う場合もあります。合併症が起こって治療を行ったり、検査中に血行動態が不安定になったりする場合には、術後1~数日間は集中治療室(ICU)で治療を必要とすることがあります。検査後の患者さんの状態で主治医が判断いたします。
PCI:治療
  • 経皮的冠動脈インターベンション(PCI)の合併症

心臓カテーテル検査の延長上の治療ですから、別述した心臓カテーテル検査の合併症の可能性に加えて下記の合併症が考えられます。

    1. 1.死亡

    1. 既に病気のために障害を受けている心臓に対して治療を行うために、どうしてもその発生頻度をゼロに出来ません。
    1. 2.急性心筋梗塞

    1. 冠動脈の解離や血栓による急速な冠動脈の閉塞が原因で発症します。強い痛みが起こるだけでなく、最悪の場合には死に至ることもあります。
    1. 3.緊急冠動脈バイパス術

    1. PCIだけでは対応できない緊急の事態が発生した場合に必要となることがあります。上記の急性心筋梗塞を発生した方の一部が適応となります。この手術は全身麻酔下で行われ、胸を開いて心臓を一時的に停止させて人工心肺を用いる必要があります。
    1. 4.亜急性血栓性冠閉塞

    1. ステントを留置した場合、アスピリンを含む2剤の抗血小板剤を内服しているにも関わらず、術後1日から2週間頃までにステント血栓が形成されて冠動脈が急速に閉塞することがあります。
    1. 5.冠動脈穿孔、冠動脈解離、心タンポナーデ

    1. バルーンやステントを拡張した際やロータブレーダーなどを施行した時に、冠動脈が裂けたり、穴が開いたりして、そこから出血することがあります。心臓は心嚢という袋に取り囲まれていますが、この袋の中に血液が充満し、その結果心臓が圧迫されて十分に血液を循環させることができなくなる心タンポナーデを引き起こすことがあります。心臓の周りに血液がたまるとその圧追のため心臓が動かなくなります(心タンポナーデ) ので、バルーンで出血部位を押さえると共に心臓の周りの血液を抜き取ります。 ガイドワイヤーで血管の先から小さな出血を起こすこともあります。その場合には、その血管をコイルなど使用して止血を行うこともあります。止血できない場合は緊急手術を要します。
    1. 6.側枝閉塞

    1. 治療冠動脈部位の近傍から冠動脈の枝(側枝)が出ている場合があります。ステント治療などにより、その枝が閉塞してしまうことがあります。小さな枝であれば臨床上問題となることは稀です。大きな枝の場合はそれを保護するような手技を用います。 大きな枝が閉塞すると一定の範囲の心筋梗塞を形成して胸痛が持続することがあります。しかし多くの場合生命に関わることはほとんどありません。
    1. 7.大動脈解離

    1. カテーテルやガイドワイヤーにより大動脈の壁が裂けることをいいます。 冠動脈の入り口の近くや上行大動脈で発生すると危険な状態になります。
    1. 8.塞栓症の発生

    1. カテーテルの通過により大動脈壁の動脈硬化によって生じた粥腫(脂肪)や血栓が剥がされ、全身の血管に詰まることにより発生します。これらの状態を塞栓症と呼びます。脳の動脈に詰まれば脳塞栓が起こり、脳梗塞となりますし、腸の動脈に詰まれば腸間膜動脈塞栓症、腎臓の動脈に詰まれば腎塞栓が発症します。その結果、各臓器や下肢の筋肉組織への血流が途絶えて多臓器不全となり、全身状態が急速に悪化することがあります。
    1. 9.穿刺部出血、血管損傷

    1. 治療時には検査時よりも太いカテーテルを使うことが多いので、術後に十分な圧迫止血を実施したにも関わらず穿刺部の出血が発生することがあります。穿刺部の出血が止まらない場合には手術が必要になることがあります。
    1. 10.薬物による副作用

      1. 検査中及びその前後には造影剤、局所麻酔薬、抗生剤等の多種類の薬剤を用います。 造影剤をはじめあらゆる薬剤がアレルギー反応を起こす可能性があります。アレルギーが発生すると、くしゃみ、蕁麻疹、顔面や声門の腫れをおこし、呼吸困難や血圧低下等の重篤な症状が出現することがあります。 造影剤アレルギーのある方には事前に予防薬を使用いたしますのでお申し出下さい。

    1. また、冠動脈疾患を有する患者さまに対して、将来の心臓発作を抑えることが明らかな薬剤にアスピリンがあります。また上記のようにステントを留置した患者さまは、亜急性血栓性冠閉塞を予防する目的で抗血小板剤を内服して頂きます。これらの薬物の副作用として、胃潰瘍、急性胃炎、消化管出血、管支喘息、蕁麻疹、肝障害、白血球減少症、血小板減少症等があります。内服中は定期的な採血が必要となります。またこれらの抗血小板剤の内服中は、出来るだけ手術や歯科治療は避け、外傷等に注意する必要があります。
    1. 11.心不全

    1. 検査時の患者さんの心機能によりますが、精神的な緊張や造影剤の負担により心不全になられることがあります。 通常は薬物治療にて改善しますが、呼吸困難が激しく人工呼吸器が必要になることがあります。
    1. 12.放射線皮膚障害

    1. 稀に放射線照射 (レントゲン) による皮膚の障害 (ただれ等) が発生することがあります。
    1. その他の合併症として、空気塞栓、カテーテル断裂、ステント脱落、穿刺部末梢の持続性疼痛などが起こることがごく稀にですがあります。

    合併症が起こったり、治療中に血行動態が不安定になったりする場合には、術後1~数日間は集中治療室(ICU)で治療を必要とすることがあります。術後の患者さんの状態で主治医が判断いたします。
<歴史をふりかえって>

昭和56年に当病院の開院ともに、旧鹿児島大学第一内科から医師の派遣をうけ、循環器内科が開設されました。平成4年には旧鹿児島大学第二内科からも医師の派遣が始まり、2チーム体制で診療をおこない、循環器診療から生活習慣病の管理までを充実化させることができるようになりました。数多くの開業医、地域中隔病院、大学病院に支えられ、そして、それぞれのチームが切磋琢磨することにより、年間心臓カテーテル検査数、冠動脈カテーテル治療数は日本でも上位ランクとなりました。南九州での循環器診療をリードできる病院に成長できるよう、日々の研鑽をおこなっております。

<当科の方針>

現在は当院の2大方針である循環器・脳血管救急医療の充実化を中島均医師中心に、地域医療の連携の充実化を薗田正浩医師中心に、当科一丸となって取り組んでおります。

<今後の展望>

県外の限られた施設のみでおこなわれている、エキシマレーザーを使用し、感染の原因となった心臓デバイスを抜去する治療を、当院でもできるようになりました。また経カテーテル大動脈弁治療にむけての、ハイブリッド手術室を設立いたしました。また心不全の長期管理のため、ネットワークづくりを始めています。

トピックス

<近況報告>

1) 大動脈瘤の治療についてお知らせ

平成21年に中島均医師中心に腹部大動脈瘤に対してステントグラフトを開始し平成25年に胸部大動脈瘤にも治療が出来る様になりました。従来の外科手術が困難な症例にも治療の選択枝のひとつとなってきました。

2) 慢性血栓塞栓性肺高血圧症に対してカテーテル治療をおこなっています

平成25年より慢性血栓塞栓性肺高血圧症に対して、下川原裕人医師を中心にカテーテルによる肺動脈バルーン拡張術(BPA: Balloon Pulmonary Angioplasty)ができるようになりました。

3) 睡眠中の心不全の治療についてお知らせ

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