独立行政法人国立病院機構指宿医療センター

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循環器基幹医療病院について

【循環器内科】

当院の循環器内科領域はこれまで第一循環器内科と第二循環器内科に分かれて標榜・診療を行っておりましたが、循環器内科として1つの科で標榜することになりました。
 総勢19名ですが、うち循環器専門医が10名、循環器内科のベッド総数が110床で、これに心臓血管外科30床が加わります。また救急搬送患者、院内重症患者およびハイリスク手術患者をICU 16床で対応しております。心臓血管外科とも協力し、ハートチームの構築を目標に循環器診療を一緒に行っていきます。
 循環器内科は虚血性心疾患、心臓弁膜症、心筋疾患、心不全、不整脈、大動脈疾患、末梢血管疾患を中心に、また、高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症、肥満などの生活習慣病を対象に幅広い領域に亘って診療を展開し、そしてかかりつけ医や近隣病院と診療連携の充実化をはかっています。
診断手段としては心臓超音波検査、心筋シンチ検査、冠動脈や大動脈CT検査、MRI検査を駆使し最善の治療法を選択し、冠動脈インターベンション(ステント、ローターブレーター)、不整脈にはデバイス植込術(ペースメーカー, ICD, CRT, CRTD)やカテーテルアブレーション、大動脈瘤に対する大動脈ステントグラフト治療なども行っています。
昨年度の実績は心臓超音波検査11,635件、血管エコー1,803件,心筋シンチ検査2,072件、冠動脈CT 1,207件、心臓MRI 53件、冠動脈造影検査1,013件、PCI 575件、末梢動脈形成術37件、肺動脈拡張術32件、心臓デバイス治療190件、カテーテルアブレーション232件、大動脈ステントグラフト15件といずれも相当数を実施しております。
今後も循環器領域の信頼を得てゆけるように努力したいと思います。

実績

平成28年度の当院循環器科の実績の報告させて頂きます。

心臓カテーテル検査 996件
経皮的冠動脈形成術 590件

経皮的末梢動脈形成術 50件
経皮的大動脈弁拡張術 3件

心臓デバイス治療総数 190件
ペースメーカー関連  142件
ICD/CRT-D  38件
リード抜去 10件

不整脈カテーテルアブレーション 232件

  ステントグラフト総数 16件
EVAR 8件
TEVAR 8件

【心臓血管外科】

当院における心臓血管外科の歴史は前身の国立鹿児島病院に始まり、昭和56年、当院開院時から開設され、以来、鹿児島大学第二外科と密に連携をとりながら鹿児島県の心臓及び血管に関する外科治療を担ってきました。
当科の特徴として一般外科とも一体となっており、心臓血管外科・一般外科の構成員全員で相互に関連する領域に広く対応しています。
そのため、日本外科学会専門医、日本心臓血管外科学会専門医修練の基幹施設として認定されています。
当科では、冒頭に示しますように冠動脈疾患に対する心拍動下、心停止下冠動脈バイパス術や、心臓弁膜症に対する弁形成術、人工弁置換術、心房細動に対するMaze手術、胸部・腹部大動脈瘤に対する人工血管置換術などを中心に、それぞれの疾患に対する最新の治療法に積極的に取り組んでいます(2014年度心臓血管手術総数430例)。

 最近の特徴として、2000年以降に高齢者の大動脈弁狭窄症が急増しています。術前の評価が重要ですが、80歳を超えた高齢者に対しても積極的に対応しています(実績グラフ参照)。また、大動脈弁輪拡張症に対しては従来人工弁を用いた基部再建術(2000年度以降総計118例)を行っていましたが、2013年度より若年者を対象に術後の抗凝固療法を回避しうる自己大動脈弁温存大動脈基部置換術を導入しています。僧帽弁閉鎖不全症に対しては弁形成術を中心に年間40例程度施行し、形成術の完遂率98%を維持しています。
胸骨正中切開に替わる右肋間小開胸(7~8cm切開・左写真)による僧帽弁形成術も導入し、若年者を中心に選択しています。更には胸部大動脈瘤や大動脈解離に対するオープンステントグラフト留置手術など手術成績の向上に加えて遠隔期の合併症の予防にまで配慮した最新医療を手がけています。特に、リスクの高い高齢者胸部大動脈瘤に対しては開胸や開腹によらない血管内治療など低侵襲性に配慮した治療を最優先としています。鹿児島県内で心臓血管外科手術ができる施設は限られており、当科はその一翼を担い、さらに他施設ではあまり行われていない最新医療を行っています。また、循環器内科と一緒に循環器疾患に対する三次救急の役割も果たしています。
 四肢末梢の動脈疾患に対しては、急性閉塞に対する血栓除去術や間歇性跛行(歩く途中で下肢が痛くなり休むと軽快し再び歩ける)を呈する閉塞性動脈硬化症に対する外科手術や血管内治療および下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術(レーザー治療)などを行っています。
 今後は循環器内科、麻酔科をはじめ院内各診療科とチームを組んで最新治療の一つであるハイリスク患者、高齢者の大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル的大動脈弁置換術の導入に向けてのハイブリッド手術室の新設、手技の実施に向けて準備を進めています。当院は国立病院機構の一機関として、常に良質の医療を提供し患者さまの信頼に応える施設を目指しています。

実績

手術件数
冠動脈バイパス術 (1991.1~2014.12)

予定手術

単独

1,522例

合併含む

1,774例

緊急手術

単独

272例

合併含む

311例


弁膜疾患 (1991.1~2014.12)

大動脈弁手術

626例

僧帽弁手術

534例

大動脈弁+僧帽弁手術

181例


大動脈疾患 (2001.1~2014.12)

胸部大動脈瘤

上行/弓部

490例

胸腹部

31例

破裂

22例

大動脈解離

A型

153例

B型

5例


腹部大動脈瘤 (1991.1~2014.12)

予定手術

1,030例

緊急手術

113例

80歳以上大動脈弁置換術症例数の推移


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