独立行政法人国立病院機構指宿医療センター

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がん診療連携拠点

【血液内科】

血液内科では急性白血病や悪性リンパ腫、鹿児島県に多発する成人T細胞白血病、多発性骨髄腫、などの造血器腫瘍、貧血・血小板・白血球異常など血液疾患全般の診療を行っています。
現在、骨髄バンクと臍帯血バンクの移植認定施設となっており、また全身照射も放射線部の協力を得て平成24年度から開始されました。 また平成24年12月末には無菌室を増床し現在個室が7室、4人部屋の無菌室が3室、計無菌室が19ベッドとなり増加している急性白血病の治療や移植に対応できるようになりました。 このように自己末梢血幹細胞移植、同種幹細胞移植、臍帯血移植といったさまざまな造血幹細胞移植に対応できるようになっています。 一方で血液疾患の分野には分子標的薬剤を含む多くの新規薬剤が導入され、特にこの約10年間で血液疾患領域の治療はめざましく変化してきています。 それぞれの患者様の状態に応じた治療が選択できるよう、新しい治療を取り入れながら、他の職種の人たちと連携を取りチーム医療に取り組んでおります。 しかしながら、鹿児島に多い成人T細胞白血病(ATL)に関してはその疾患概念が確立されてから約30年を経て未だ治癒困難であるのが現状ですが、抗CCR4抗体や造血幹細胞移植などの導入を行い治療成績の向上を目指しています。
また、当院は鹿児島県のエイズ診療拠点病院となっており、当科が診療を担当しています。

【腫瘍内科】

すべてのがんを対象にして、内科的治療を行っています。鹿児島県内唯一の診療科です。肺癌・乳癌・胃癌・大腸癌・膵癌・悪性リンパ腫・成人T細胞白血病・軟部肉腫・甲状腺癌・原発不明癌をはじめ、稀少癌(きわめて希な癌)も診療します。鹿児島県の“がん難民”を少しでも減らす事に貢献できればと考えて毎日の診療を行っています。当科では、緩和ケアを治療開始の時点から考慮してがんの治療を行います。終末期医療についても御希望に応じる事ができると思います。
また、「残念ですが、もう治療はありません」 と言われたけれども、本当にもう何もできることはないのか、こんなに元気なのに....と考えている癌の患者さん(あるいはその御家族の方)に対しても、腫瘍内科専門医の立場でセカンドオピニオンに応じています。  
癌の治療に関することでしたら、メールでの相談にも応じていますので、御利用下さい。
腫瘍内科診療実績
腫瘍内科は、2013年4月に、まったく新しい診療科(鹿児島県内唯一)として診療を開始しました。すべてのがんの内科的治療をおこなうという基本方針の下、着実に診療規模を拡大し、診療が軌道に乗ってきました。
4年目の2016年度の延べ外来患者数は2304名、入院患者数は90名でした。外来患者数は昨年よりもさらに増加しましたが、入院患者数はやや減少しました。これは化学療法は可能な限り外来化学療法で行うという基本方針が影響していると思われます。実際に、外来化学療法患者数は、順調に増加し、2016年度は延べ495名(2015年度は延べ327名)となりました。2016年度の入院患者の内訳は図の通りで、昨年同様、全身ほぼすべてのがんを診療しています。4年目の特徴は、肺癌・大腸癌が多くなったことと、悪性リンパ腫・成人T細胞白血病・多発性骨髄腫等の血液腫瘍が多くなったことです。おそらく、これまで担当医が長く血液内科医として仕事をしていた事が影響して紹介患者が増えたものと思われます。甲状腺がん診療連携ネットワークによる甲状腺癌(乳頭癌、未分化癌)も引き続き診療しています。稀少癌(平滑筋肉腫、脂肪肉腫、神経内分泌癌、腺様嚢胞癌等)の診療も精力的に行っています。当然のことですが、免疫チェックポイント阻害薬(nivolumab、 pembrolizumab 等)を用いた診療も増加の傾向にあります。

このように、当科では、「造血器・呼吸器・消化管・乳房の各領域から3例以上、を含む30例以上(日本臨床腫瘍学会のがん薬物療法専門医の受験資格)」の患者を、3〜4か月程度で診療していることになります。この4領域を一つの診療科で日常的に診療している施設は、国内ではきわめて珍しいのですが、これが当科の診療の一番の特徴です。

甲状腺がん診療連携ネットワーク

日本臨床腫瘍学会と日本内分泌外科学会および日本甲状腺外科学会は、甲状腺癌の分子標的治療に関する連携プログラムを発足させました。このプログラムは、新規の全身化学療法を甲状腺癌治療に導入するにあたって、有害事象管理や合併症管理を診療科横断的に取り組むことにより、本邦における甲状腺癌治療成績の向上を目指すものです。当科も2014年度からこれに参加し、鹿児島県では甲状腺外科の代表が鹿児島大学病院の乳腺・甲状腺外科ですが、内科側の代表を当科が務めています。(詳細は上記の3学会のホームページに掲載されています)


【放射線科】

放射線科は大きく分けて2つの部門を担当しています。
それは近年、めざましく発達した各種の画像診断機器、すなわち、 CT(コンピュータ断層撮影装置)、MRI(磁気共鳴撮影装置)、 RI(核医学診断装置)、 Angiography(血管造影装置)などによって得られた画像診断情報を専門的に読影して病気の診断を行う“放射線診断”部門と、リニアック原体照射装置とマイクロセレクトロン腔内照射装置を用いての「がんの放射線治療」を行う“放射線治療”部門です。

1)放射線診断

放射線科の守備範囲は頭から足の先まで体中ほとんどの範囲に及んでいます。
CT、MRI、RIなど検査写真の読影を行い、その結果を他科にレポートします。
各科それぞれに専門分野があり、各科で読影すればいいのだという考えもありますが、やはりその検査の特徴、放射線の特徴などを十分に理解した上での読影は他科とは少し違った見方を示すことができる場合があります。
また行われた検査写真にはそれぞれの専門分野の範囲だけが撮像されているわけではありません。
たとえば呼吸器科の先生の専門は胸部疾患ですが、胸部CTには胸部のみならず、肝臓、胆嚢、膵臓、骨、脾臓、甲状腺その他も写ってきます。
これらの臓器は、呼吸器科の先生にとって専門外ですが、こういった部位についても全身の画像診断に精通している放射線科医が読影して異常を知らせることができるわけです。

2)放射線治療

射線治療:10MVなどの高エネルギーX線治療装置、IGRT(画像誘導放射線治療)装置を用いて、高齢者にも侵襲の少なく、機能や形態を温存できる「切らずに治す放射線治療」を行っております。
短期間に高線量を照射して根治を目指す定位放射線治療や手術との併用で行う術前照射や術後照射、抗がん剤との併用治療、疼痛軽減や諸症状の改善を目標とした緩和的照射も行い、患者さまにより優しい放射線治療を心がけています。
また、院外の先生方からの相談も受けさせていただいております。先ずはご連絡を下さい。さらに九州国際重粒子線がん治療センターとの連携で、重粒子線治療への紹介も可能ですので、ご相談下さい。

【耳鼻咽喉科】

耳鼻咽喉科では、

  • 頭頸部癌の診断と治療
  • 手術・入院治療を要する耳鼻咽喉科・頭頸部疾患

を2つの柱として診療を行っています。
耳鼻咽喉科医の減少に伴い、鹿児島県でも耳鼻咽喉科の入院治療施設が激減しております。当科は、地域の信頼に応えられるよう、地域医療機関と連携を取りながら、診療の機能分担を行い、患者さまにとって効率的、有用かつ十分な診療の展開を目指しております。
従いまして、初診につきましては、地域医療機関からの紹介患者さまのみの診療とさせて頂いておりますのでご理解賜りたく存じます。
紹介状をお持ちいただくと診察致しますが、患者さまの便宜を図るため、医療機関からの予約も可能です。

実績

I. 手術症例

手 術 内 容

H23

H24

H25

H26

H27

H28

良性疾患

鼓室・鼓膜形成術

21

24

19

25

27

31

顔面神経管開放術

3

3

3

2

4

6

内視鏡下副鼻腔手術 (乳頭腫・鼻中隔矯正術併施含む)

110

109

123

122
(175側)

149
(202側)

125
(174側)

鼻中隔矯正術・粘膜下下鼻甲介骨切除術

38

28

40

16

16

29

口蓋扁桃摘出術・アデノイド切除術など

136

99

125

136

109

112

甲状腺手術

9

23

16

10

12

15

耳下腺手術

24

32

30

50

35

44

顎下腺・舌下腺摘出術

18

24

25

19

26

21

頸部腫瘍・嚢胞摘出術

29

27

47

35

54

35

口腔・副鼻腔腫瘍摘出術

19

20

34

19

18

29

喉頭直達鏡手術・食道直達鏡手術

86

99

72

81

102

61

その他(気管切開・耳瘻孔・皮弁形成術など)

23

24

49

45

54

41

(小 計)

516

512

583

560

606

549

悪性疾患

頭頸部悪性腫瘍手術(遊離皮弁による再建あり)

10

16

13

14

12

13

頭頸部悪性腫瘍手術(遊離皮弁による再建なし)

23

10

29

35

35

48

頸部郭清術単独

12

9

5

12

13

8

甲状腺悪性腫瘍手術

15

18

13

15

20

20

唾液腺悪性腫瘍手術

8

4

3

6

7

13

(小 計)

68

57

63

82

87

102

(総手術件数)

584

569

646

642

693

651


II.手術以外の入院


診 療 内 容 ・ 疾 患

H23

H24

H25

H26

H27

H28

悪性腫瘍
(放射線治療・化学療法など)

口腔癌

8

14

7

13

13

12

上咽頭癌

3

5

4

3

2

7

中咽頭癌

15

20

13

17

16

19

下咽頭癌

30

48

24

22

31

33

喉頭癌

28

24

7

10

23

13

鼻・副鼻腔癌

5

4

5

5

4

9

原発不明・その他

7

8

8

8

9

7

(小 計)

96

123

68

78

98

100

神経耳科疾患

顔面神経麻痺

3

3

4

2

3

10

突発性難聴

9

20

24

15

26

22

前庭神経炎・めまいなど

6

3

8

1

1

5

(小 計)

18

26

36

18

30

37

その他

鼻出血

16

14

16

18

12

15

急性扁桃炎・扁桃周囲膿瘍

5

16

24

15

18

17

喉頭(蓋)炎

7

11

12

8

28

17

深頸部膿瘍など

9

2

19

16

12

26

(小 計)

37

43

71

57

70

75

(総件数)

149

192

175

153

198

212


【泌尿器科】

本院は日本泌尿器科学会から泌尿器科専門医教育施設基幹教育施設に認定され、現在、医師数3名体制で診療にあたっています。
外来診療では、尿路(腎・尿管・膀胱・尿道)および男性性器(前立腺・精巣・精巣上体・陰茎)疾患全般を対象とし、特に尿路性器に発生した悪性腫瘍の診断と治療を中心に、排尿障害(前立腺肥大症、神経因性膀胱、尿失禁など)、尿路性器感染症(膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎など)、急性・慢性腎不全、尿路結石症、尿潜血などの診断と治療を行っています。
また、鹿児島大学泌尿器科を含めた県内各地の泌尿器科診療所・病院と連携を取り、協力体制を整えています。
入院診療では、腎臓、膀胱、前立腺疾患、および尿路性器疾患に対する内視鏡手術、開腹手術、腹腔鏡手術を中心とし、当院での検査・治療を要する維持透析患者や、院内で発生した急性腎不全患者に対する血液透析療法・シャント手術等を行っています。
心疾患や脳血管疾患の合併症を有する方の診療が多いのが当院の特徴ですが各専門領域と連携して治療にあたっています。
泌尿器科で取り扱う悪性腫瘍には腎癌・腎盂尿管癌・膀胱癌・前立腺癌・精巣癌・陰茎癌等があります。
治療には手術・抗癌剤治療・放射線治療・免疫療法・ホルモン療法等がありますが、正確な質的診断・進行期診断をもとに適切な治療方法について検討し、治療方針を決定しています。

実績

2010~2016年度 手術統計

副腎

副腎摘除術

38

開腹

3

鏡視下

35

単純腎摘除術

2

腎悪性腫瘍手術

199

腎摘除術 開腹

50

鏡視下

56

腎部分切除 開腹

8

鏡視下

12

腎尿管全摘除術 開腹

28

鏡視下

45

腹腔鏡下腎盂形成術

2

腎瘻造設術

52

経皮的腎砕石術

1

腎のう胞穿刺

10

腎生検

9

尿管

尿管TUL

33

経尿道的尿管拡張術

1

尿管鏡・凝固術

19

尿管切石

2

膀胱

TUR-Bt

387

膀胱全摘除術

26

回腸導管

19

尿管皮膚瘻

5

新膀胱

2

膀胱部分切除

4

膀胱TUL

17

TVM手術

14

膀胱瘤

12

直腸瘤

2

膀胱瘻造設術

30

膀胱内異物除去

1

水圧拡張

3

膀胱切石

3

膀胱憩室切除

2

膀胱腸瘻

9

膀胱修復術

3

経尿道的凝固術

34

腹腔鏡下尿膜管摘出術

1

前立腺

TUR-P

171

前立腺全摘

171

開腹

158

鏡視下

13

尿道

内尿道切開

18

カルンクラ

6

精巣/陰嚢

高位精巣摘除術

8

精巣上体摘出術

2

陰嚢水腫根治術

3

ラパロ精巣静脈結紮術

2

陰茎

陰茎切断

1

環状切開

9

背面切開

4

その他

ブラッドアクセス造設術

163

その他 手術

24

合計

1484件

前立腺生検

803件

経尿道的尿管ステント留置術

850例以上

【婦人科】

主として婦人科悪性腫瘍の診療を行っていますが、良性腫瘍を含め婦人科疾患一般について広く取り扱っています。

 婦人科領域の悪性腫瘍には子宮頸癌・子宮体癌・卵巣癌・外陰癌・膣癌などがあります。
治療法には手術、放射線治療、化学療法(抗癌剤治療)等があり、各疾患に適して治療を選択しています。
治療法の選択には正確な診断が不可欠ですが、当科では内診や超音波検査に加えMRI・CT・RI検査等を駆使して正確な診断を行っています。また治療法は一つだけということはなく、手術と放射線治療、手術と化学療法あるいは放射線治療と化学療法など組み合わせて行うことも少なくありません。
治療前に患者さまと十分に話し合い、患者さまに納得していただいた上で治療法を決定しています。
子宮頸癌は早期症例については広汎子宮全摘術若しくは放射線療法(或いは併用)、進行例については放射線療法を施行します。主に子宮頸癌に対して行う放射線治療はリニアックと呼ばれる体外照射装置とマイクロセレクトロンと呼ばれる腔内照射装置を組み合わせて行います。リニアックに関してはH26年に新型に刷新されております。当院では、手術を含め子宮頸癌の治療を完遂することが可能です。

子宮体癌に関しても発症数は増加傾向です。ライフスタイルの変化も原因として考えられており全国癌登録では2010年に頸癌を上回りました。治療法としては病期に関わらず手術を行い術後にリスク分類に応じて化学療法を行います。手術は子宮及び子宮付属器摘出と骨盤から傍大動脈リンパ節を系統的に摘出します。一方、早期症例についてはリンパ節転移の頻度は低く、リンパ節郭清の省略が考慮されます。早期子宮体癌に関しては、腹腔鏡下手術が全国的に行われつつあり、当院でも本年6月より導入が予定されています。
卵巣癌に関しては、手術及び抗癌剤を組み合わせて治療を行います。組織型や初回手術での残存病変の有無が予後を規定します。化学療法により、癌を長期にわたり制御できる症例も増えており、進行癌での5年生存率も少しずつ上昇してきております。さらに、分子標的治療薬のBevacizumabが卵巣癌で保険適応となり使用できるようになりました。卵巣癌は早期発見が難しく、初診時にすでに進行していることの多い疾患です。従って初回手術時に完全に病巣を取り除けない症例もありますが、当科では外科の医師にも手伝ってもらい消化管を合併切除するなどできるだけ多くの病巣を切除するよう努めています。卵巣癌に対する化学療法は多数の抗癌剤の中から組織型を考慮して数種類の抗癌剤を選び併用して使います。エビデンス(裏付け)に基づいた的確な抗癌剤を選択することで治療効果が上がってきています。
子宮癌や卵巣癌など婦人科癌治療後の合併症として下肢にリンパ液が貯留するリンパ浮腫があります。このような患者さまに対し当院ではリンパ浮腫外来を開設し資格認定を受けた看護師によりマッサージ等の指導を行っています。
当科で取り扱う良性疾患にはおもに子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣嚢腫などがあります。
治療法としては手術や薬物療法になりますが、年齢や妊孕能温存を考慮した治療法を選択しています。良性疾患の手術に関しては開腹手術および腹腔鏡下手術を行っています。症例毎に検討し、現在は半数以上が腹腔鏡下手術になっています。腹腔鏡下手術は体に与える影響が少なく、入院期間も短縮できますが、全ての患者さまにおいて実施できるわけではありません。患者さまと相談の上術式を決めますのでご相談下さい。
外来診療ではこれらの疾患に加え、STD(性行為感染症) や更年期障害などの患者さまも来院されます。 近年クラミジア感染症や淋病などのSTDが増えており注意が必要です。
これを放置しますと不妊症の原因となることもあり、早めの治療が必要です。

実績

手術件数の推移 悪性腫瘍手術件数の推移
癌登録件数の推移
婦人科領域の悪性腫瘍には子宮頸癌・子宮体癌・卵巣癌・外陰癌・膣癌などがあります。
当科では毎年100名程度の患者さまが新規に治療を開始しておられ増加傾向です。
平成28年度は103名が新規に治療を開始されましたが、内訳は子宮頸癌38例(CIN3は含まず)、子宮体癌43例、卵巣癌22例でした。平成28年度は、手術件数が437件であり増加傾向です。癌手術に関しては子宮癌手術(体癌+頸癌)が56件、付属器悪性腫瘍手術が24件となっています。内視鏡下手術は子宮全摘術が32件、付属器腫瘍手術が38件などとなっております。その他、子宮脱やTCR、円錐切除術、子宮頸部レーザー蒸散術など様々な手術を施行しております。手術件数の増加に伴い手術枠を拡大して対応しています。

【皮膚腫瘍科・皮膚科】

皮膚疾患の中でも悪性黒色腫(メラノーマ)や基底細胞がん、有棘細胞がん、日光角化症、ボーエン病、乳房外パジェット病などといった皮膚がんや、母斑をはじめとした良性の皮膚腫瘍の診断・治療を専門として行なっています。

皮膚がんについては「地域がん拠点病院」の特色を生かして、院内の他科スタッフや地域医療機関の先生方とスムーズな連携を取りながら、患者さま一人ひとりに合った最良の治療を提供していきます。また国立がん研究センター中央病院をはじめとした全国の皮膚がんを専門に診療している施設と提携して、最先端の皮膚がん診療を実現していきます。

母斑をはじめとした良性の皮膚腫瘍については、当科スタッフがそれぞれ皮膚科専門医と形成外科専門医である特色を生かして、的確な診断学に基づいたうえで美容的な観点からも患者さまに満足していただけるような診療を目指します。

皮膚腫瘍科・皮膚科診療実績

手術件数

2015年

 

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

合計

入院

27

26

21

24

20

45

40

40

34

41

37

39

394

739

外来

17

20

27

25

26

24

36

40

33

31

37

29

345

2016年

 

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

合計

入院

27

30

39

33

38

42

39

45

42

31

37

30

443

861

外来

30

30

23

33

30

39

41

46

41

39

39

27

418


疾患別手術割合(良性)

疾患別手術割合(悪性)



【歯科口腔外科】

歯科口腔外科は、平成25年3月に当院治療患者さまの口腔のQOL向上などの口腔機能管理の充実し地域医科歯科連携を推進することを目的に開設しました。
当院の歯科口腔外科は、入院患者をはじめとする当院治療患者の口腔のトラブルなどに対して口腔ケアや歯科治療などの口腔管理を行うことにより医科治療が円滑に遂行できるようにする支持療法が主な診療内容です。
  • がん治療の口腔管理と地域医科歯科連携
    当院歯科口腔外科はがん診療における口腔管理を大きな柱としています。
    がんの手術前から口腔管理を行うことにより術後の誤嚥性肺炎や局所感染などの術後合併症の予防や化学療法・放射線療法による口内炎などの口腔合併症予防のための口腔管理を行っております。
    また、治療後は地域がん医療連携歯科医院と連携し継続的な歯科口腔管理が行えるように地域医科歯科連携を行っています。
  • 心臓血管手術前からの口腔管理
    弁置換術などの心臓血管手術術後の重篤な合併症の一つである感染性心内膜炎の原因菌の多くは口腔の細菌とされています。
    当院歯科口腔外科では、術後の感染性心内膜炎などの合併症の予防ために手術前から感染源となる歯の抜歯などの歯科治療や口腔衛生状態の改善などの口腔管理を行っています。
  • 入院患者さまの口腔ケア
    脳血管障害患者さまやICU入室患者さまなどは自身での口腔ケアは困難であり、看護師などの介入による口腔ケアが必要です。
    当院では口腔ケアチームを平成25年6月に発足し、看護師の日々の口腔ケアが充実するように活動を行っております。
    当院歯科口腔外科では口腔ケアチームの活動を通じて看護師の口腔ケアのサポートを行うとともに専門的な口腔ケアを行っています。

以上のように当院歯科口腔外科は当院治療患者さまに対する口腔管理の提供を診療の主としております。
そのため、一般外来患者さまの診療は行っておりません。
この点につきましては大変申し訳ありませんが、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。

歯科診療実績

初診患者数


 

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

合計

平均

25年度

42

57

46

34

38

24

30

35

22

33

39

31

431

35.9

26年度

43

35

32

39

31

43

44

42

27

42

23

33

434

36.2

27年度

32

30

31

31

28

27

26

38

31

27

30

40

371

30.9

28年度

34

32

51

31

50

43

27

37

33

53

45

58

494

41.2


延患者数


 

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

合計

平均

H25年度

271

317

336

331

305

301

278

310

258

242

271

296

3,516

293.0

H26年度

352

334

325

393

329

409

428

360

331

360

347

431

4,399

366.6

H27年度

441

347

385

461

357

335

258

354

419

420

471

502

4,750

395.8

H28年度

449

522

615

562

671

561

584

570

506

556

531

663

6,790

565.8


周術期口腔機能管理計画策定料


 

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

合計

平均

H25年度

11

22

35

21

25

12

15

15

14

21

24

21

236

36.3

H26年度

36

25

20

26

26

35

33

30

18

20

21

27

317

26.4

H27年度

25

22

17

25

21

23

18

27

23

23

22

27

273

22.8

H28年度

26

31

42

24

33

27

18

27

30

38

31

42

369

30.8


周術期口腔機能管理料(Ⅰ)


 

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

合計

平均

H25年度

0

3

5

6

10

8

4

4

1

9

2

3

55

8.5

H26年度

11

8

9

4

8

7

7

6

5

5

6

6

82

6.8

H27年度

16

2

4

8

6

5

5

4

6

8

12

11

87

7.3

H28年度

5

11

3

14

11

3

9

6

4

9

9

7

91

7.6


周術期口腔機能管理料(Ⅱ)


 

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

合計

平均

25年度

1

0

16

30

40

32

21

20

32

22

26

29

269

41.4

26年度

34

31

34

25

29

30

41

29

34

26

22

18

353

29.4

27年度

29

21

23

28

26

28

26

30

34

23

35

37

340

28.3

28年度

33

41

38

30

45

41

37

47

46

51

43

69

521

43.4


周術期口腔機能管理料(Ⅲ)


 

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

合計

平均

25年度

0

6

17

26

23

25

22

17

18

24

32

29

239

36.8

26年度

43

47

45

58

55

63

63

55

58

56

68

70

681

56.8

27年度

67

64

65

73

68

71

56

61

62

68

73

77

805

67.1

28年度

71

76

89

95

88

86

81

72

72

79

78

85

972

81.0

*周術期口腔機能管理は、がん治療における手術、化学療法、放射線療法および心臓血管手術の治療期間中の口腔管理にあたります。

独立行政法人国立病院機構鹿児島医療センター
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