TAVIの特徴は、カテーテルを使用し、開胸することなく、心臓を止めることなく、低侵襲的に患者さまの心臓に人工弁を留置する方法です。
従来の外科手術と比較し、人工心肺を使用しなくて済むことから、患者さまの体への負担が少なく、高齢で体力が低下している患者さまや他の疾患リスクを有する患者さまなどが対象となりますが、入院期間も短くなることも期待されております。
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鹿児島医療センターの耳鼻咽喉科では頭頸部悪性腫瘍に対する幅広い治療を行っています。頭頸部と言われる部分は嚥下・発声・呼吸・嗅覚・味覚などの機能が集約し、衣服で隠れにくいところですので、頭頸部がんの治療の際に生活の質が落ちてしまうことがあります。
そのため頭頸部がんの患者さまには、できるだけ根治をめざし、かつ最大限機能を損なわずにすむ治療を個別に検討しています。
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ペースメーカは、電池寿命の長期化、小型化、MRI対応、および遠隔モニタリング等への開発が進んできました。2017年9月より、新たにリードレスペースメーカが使用できるようになりましたのでお知らせいたします。
2017年9月現在で、リードレスペースメーカ植込み可能な施設が全国22カ所で指定され、当院も指定施設となっています。
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「AYA」とはAdolescent and Young Adultの略で15歳~30歳前後の思春期・若年成人のことで、就学、就職、結婚、出産など人生で重要なイベントが集中している世代のことを言います。
がん治療においても、様々な社会的問題に直面せざるを得ない状況ですが、小児科と内科(腫瘍内科、血液内科など)の狭間で、現在でも十分な対策が取られているとは言えません。
このたび当院では小児血液専門医が腫瘍内科医、血液内科医と一緒に、「AYA世代」のがん患者さまを診療できるようになりました。
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皮下植込み型除細動器(S-ICD)は、血管内にリードを入れず、前胸部の皮下に除細動リードを植込むシステムです。そのため、経静脈的皮下植込み型除細動器(ICD)で問題となっていたデバイス感染症、またリード抜去時のリスクが減少するとともに、リード断線も起こりにくくなることが期待されています。
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当院が施設認定を受け、「経静脈電極抜去術(レーザーシースを用いるもの)によるリード抜去」の第一例目を2016年6月9日に開始して1年以上経過しました。これまで他県に依頼してきた手技が、鹿児島でもようやく可能となり、南九州では初めてのことでした。
第一例目開始から2017年6月2日までの初期の1年間で、15症例、計28本のリード抜去術を施行し、現在まで全例のリード抜去に成功しています。
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ステントグラフト内挿術は、ステントというバネを取り付けた特殊な人工血管を太ももの付け根の血管よりカテーテルを通して挿入、患部で拡張固定をします。これにより動脈瘤の部分に血液が流れないようにし、破裂の危険性を無くす治療法です。外科手術と比べてメスで切開する部分が少なく、低侵襲であるため術後早期の回復が期待できます。
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