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『皮下植込み型除細動器(S-ICD)』植込みが 当院で可能になりました

 皮下植込み型除細動器(S-ICD)は、血管内にリードを入れず、前胸部の皮下に除細動リードを植込むシステムです。そのため、経静脈的皮下植込み型除細動器(ICD)で問題となっていたデバイス感染症、またリード抜去時のリスクが減少するとともに、リード断線も起こりにくくなることが期待されています。

皮下植込み型除細動器(S-ICD)

図)2017 Boston Scientific Corporation. All right reserved.


 H29年5月17日、当院で「皮下植込み型除細動器(Subcutaneous Implantable Cardioverter Defibrillator:S-ICD)」と呼ばれる新型機器の植込みを行いましたのでご報告します。

 突然死の原因となる不整脈に対しての植込み型除細動器(ICD)は、これまで経静脈的に植込みしておりました。皮下植込み型除細動器(S-ICD)は、血管内にリードを入れず、前胸部の皮下に除細動リードを植込むシステムです。そのため、経静脈的皮下植込み型除細動器(ICD)で問題となっていたデバイス感染症、またリード抜去時のリスクが減少するとともに、リード断線も起こりにくくなることが期待されています。

 また、デバイス本体は、いまだサイズが大きいですが、腋窩(脇の下)に植込まれますので目立ちにくくなります。

 利点としては、S-ICDは、経静脈的ICDと比較し、静脈合併症がない、植込み時に心拍動の影響を受けない、デバイス抜去時のリスクが少ない、デバイス感染のリスクが少ない等があります。

 欠点としては、心室頻拍(VT)に対して抗頻拍ペーシングができない、徐脈に対するペーシングができない、経静脈的ICDで備わっている機能すべてを持ち合わせておらず、心不全モニタリングができない等があります。
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