独立行政法人 国立病院機構 鹿児島医療センター

リードレスペースメーカ植込みが可能になりました

 ペースメーカは、電池寿命の長期化、小型化、MRI対応、および遠隔モニタリング等への開発が進んできました。2017年9月より、新たにリードレスペースメーカが使用できるようになりましたのでお知らせいたします。
 2017年9月現在で、リードレスペースメーカ植込み可能な施設が全国22カ所で指定され、当院も指定施設となっています。


リードレスペースメーカ  通常のペースメーカは、胸部の鎖骨下側に皮下ポケットを作成し、ペースメーカ本体と、同部位から経静脈的にリードを心臓内の任意の部位に植込むことによりペーシング治療を行っています。

 ペースメーカ等の不整脈デバイス治療の手術件数は全国で年間6万件以上が行われており、デバイス治療に関連した合併症も散見され、特に感染を合併した際にはリードを含めたすべての異物除去が必須であることは広く認知されています。リードには断線、被膜損傷、静脈閉塞や感染などの問題があり、デバイス感染の多くは皮下ポケット感染から生じております。

 今回のリードレスペースメーカは、ポケットを作成する必要がなく、リードもありません。右室心室中隔心尖部に植込み、VVIRで、電池寿命も約10-14年、MRI対応のデバイスです。

 まだ、適応する方が限定されていますが、ペースメーカ植込み適応患者がおられましたらご相談ください。
リードレスペースメーカ
リードレスペースメーカ
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