独立行政法人 国立病院機構 鹿児島医療センター

「鹿医セン便り Vol.142」

2018年2月1日(木)

2017年度
循環器病看護エキスパートナース研修を開催いたしました

 2017年10月23日~12月1日まで2017年度循環器看護エキスパートナース研修が開催されました。国立病院機構九州グループ主催の研修は今回を含め16回目となります。

 当院は、循環器医療の中核を担う施設で、地域のニーズに対応できるよう、日々医療・看護の質向上に取り組んでおり、今回は、九州各県から15名が受講しました。

 特に今年度は、当院で実施しているTAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)やリードレスペースメーカー植え込み術等の治療、看護の実際をカリキュラムに加え、最新治療の看護を学ぶ内容を企画しました。研修生も循環器看護実践能力の向上、他職種との連携、患者・家族との関わり、教育指導体制など各施設の課題解決と共に自身のキャリアアップという目的意識を持って参加しており、講義・見学・実習を通して学びが深められるよう担当者で支援できる体制を整えていきました。

 研修が始まり、循環器診療・看護について、院内の錚々たる講師陣による密度の濃い講義に熱心に耳を傾けていました。また、特別講演として「救急・重症患者と家族のための心のケア」をテーマに患者のみならず、家族への関わりについても学ぶことができたのではないかと思います。更に当院の集中治療認定看護師から専門性の高い講義や各病棟指導者と共にフィジカルアセスメントを活用した病棟実習を経験し、自施設とは違った看護の提供について考える機会となったようです。

また、25日夜の懇親会には、多くの参加者が出席し、院長はじめ看護部長や各部署の職員と顔を合わせ、郷土料理を囲んで賑やかに話が弾みました。研修から数日でお互いの緊張もいい感じにほぐれ、更に鹿児島の街とよさを知っていただくよい機会となったのではないでしょうか。

研修生の皆さんは各施設で循環器看護に携わりながら、スタッフ教育や実践に対する悩みを抱え、その解決方法の糸□をこの研修に求めてこられます。各施設の特徴はそれぞれですが悩みや不安は共通するものが多く、グループワークを通した意見交換によって施設に持ち帰る情報やヒントを得ることができているようでした。この研修への参加がネットワークづくりや情報発信のきっかけになれば幸いです。

研修開催に当たりご尽力いただいた講師の先生方をはじめ、院内職員の皆様に感謝申し上げます。

                              (東7階病棟 看護師長 松本 深雪)

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