緩和ケアチーム 精神症状担当医師 新規着任のご挨拶 精神科 安庭愛子
R3年4月、鹿児島医療センターへ採用となりました精神科医師の安庭愛子と申します。私はH21年に
鹿児島大学を卒業後、沖縄県立中部病院にて初期研修を修了し、産業医科大学精神科に入局して産業医学を学びつつ北九州で精神科臨床を始めました。長男の出産を機に帰鹿し、H26年に鹿児島大学精神科に入局後、鹿児島大学病院、県立姶良病院、鹿児島市立病院に勤務し、精神科臨床の研鑽を積むとともにリエゾン精神医学についても学び、精神科専門医、精神科専門医指導医、精神保健指定医を取得しました。H30年より鹿児島大学病院へ戻り、リエゾンチームの立ち上げに携わり、H31年から同院の緩和ケアチーム精神症状担当医師としての診療を経てR1年10月からR3年3月末まで次男の出産のため育児休業を頂いておりました。
復帰先は元の職場と予想しておりましたが、思いがけず鹿児島医療センターの緩和ケアチーム精神症状担当医師という仕事を拝命し、驚きと新しい職場への期待感を胸に着任いたしました。
鹿児島医療センターは心臓病、脳卒中、がん専門施設です。精神科常勤医は一人体制で時短勤務中ですので、優先順位としてはまずは院内緩和ケアの充実を第一目標と考えています。当院はがん診療連携拠点病院でもありますので、精神科としては、重症心不全患者さん、がん患者さんの不眠、せん妄、不安、抑うつ、悲嘆、気持ちのつらさなど心理面への対応の充実は非常に重要と考えています。
今後は緩和ケアの充実を図りつつ、精神症状で困っておられるその他の入院患者さんについても、院内紹介に対応できる体制を整えていきたいと考えています。
当院には精神科の入院病床は無く、精神科の外来フォローも行っておりません。精神科入院、精神科外来への通院が必要な方については、地域の精神科病院、クリニックへご紹介させていただきます。
これまでいくつかの病院の緩和ケアチームで仕事をしながら、緩和ケアチームは、主治医や病棟外来スタッフさんを評価や批判する存在では無く、その診療上の悩みや苦しみに伴走し、主科の先生方やスタッフさんが患者さんのために力を発揮できるよう支援するために存在することを学んできました。
精神症状担当医師として、患者さん、院内の先生方、スタッフさんから、気軽に「緩和ケアチームに相談してみようかな」と思っていただけるチームを目指していきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
Index
◆緩和ケアチーム 精神症状担当医師 新規着任のご挨拶
◆新任紹介①
◆新任紹介②
◆新任紹介③