臨床研究部
臨床研究部は、循環器疾患、悪性腫瘍、エイズなどの病因および病態解明や新規の治療法確立などの臨床研究推進を目的として設置されています。2.現在参加中の国立病院機構ネットワークによる研究
3.業績
4.競争的資金の適正管理・公正な研究活動の推進
5.研究活動の不正行為に係る告発受付窓口の設置について
1.組織
2.現在参加中の国立病院機構ネットワークによる研究
国立病院機構では、豊富かつ多様な症例を有する国立病院機構のネットワークを活用して、 診療科学的根拠となるデータ集積し、エビデンスの形成に努め、またわが国の医療の質の向上のため、個々の病院の特性を生かし高度先端医療技術の開発やその臨床導入を目指して研究活動を推進しています。当院では以下の研究に参加しています。課題種別 | 課題名 | |
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NHO共同研究 | 自己炎症性疾患特異的iPSC細胞の培養ストックの作成及び分化誘導 | |
平成26年度EBM研究 | H26-EBM(介入)-03 | 膵がん切除後の補助化学療法におけるS-1単独療法とS-1とメトホルミンの併用療法の非盲検ランダム化第Ⅱ相比較試験(ASMET研究) |
H26-遺伝子-02 | 未治療多発性骨髄腫における遺伝子解析による治療感受性・予後予測因子の探索的研究(NGSMM研究) | |
H26-遺伝子-03 | 日本人の肥満症の発症と治療効果・抵抗性に関連する遺伝素因の探索-オーダーメイド医療の確立- (G-FORCE研究) | |
平成27年度EBM研究 | H27-EBM(介入)-01 | 免疫抑制患者に対する13価蛋白結合型肺炎球菌ワクチンと23価莢膜多糖体型肺炎球菌ワクチンの連続接種と23価莢膜多糖体型肺炎球菌ワクチン単独接種の有効性の比較-二重盲検無作為化比較試験-(CPI STUDY) |
NHOネットワーク共同研究 | ||
H26-NHO(血液)-01 | 多発性骨髄腫の遺伝子異常と治療効果および予後に関する研究 | |
H26-NHO(血液)-02 | 再発又は難治性の高齢者びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対するR-GDP療法に関する第II相試験 | |
H27-NHO(糖尿)-01 | 多面的管理達成者の糖尿病腎症予後改善効果を予測できる非侵襲的指標の確立(DNrem研究) | |
H27-NHO(血液)-01 | 加齢性Epstein-Barr virus関連リンパ増殖性疾患におけるPD-1/PD-L1シグナルの病態への関与と予後予測に関する解析 | |
H27-NHO(血液)-02 | 特発性血小板減少性紫斑病に対する初期治療としての短期デキサメタゾン大量療法の多施設共同非盲検無対照試験 | |
H28-NHO(血液)-01 | NHO血液・造血器疾患ネットワーク参加施設に新たに発生する多発性骨髄腫の予後に関する臨床的要因を明らかにするコホート研究 | |
H28-NHO(血液)-02 | 成人初発未治療びまん性大細胞型B細胞リンパ腫におけるR-CHOP単独治療と放射線併用療法の治療成績、QOL、費用、費用対効果の多施設共同前向きコホート研究 | |
H28-NHO(多共)-02 | メトトレキサート(MTX)関連リンパ増殖性疾患の病態解明のための多施設共同研究 | |
H29-NHO(脳卒中)-01 | 虚血性脳卒中患者における脳微小出血進展への抗血栓薬の関与に関する研究 | |
H29-NHO(循環)-01 | 経皮的心肺補助離脱のデイリー予測スコア作成に関する研究(NHOC-PCPS研究) | |
H30-NHO(血液)-01 | 高齢者移植非適応再発・難治末梢性T細胞リンパ腫に対するゲムシタビン、デキサメサゾン、シスプラチン(GDP)療法+ロミデプシン療法の第Ⅱ相試験(PTCL-GDPR) | |
H30-NHO(外科)-01 | 本邦における成人鼠経ヘルニア術後慢性疼痛の実態調査とそのリスク因子解析-多施設共同前向きコホート研究-(ヘルニアスタディ) | |
H30-NHO(糖尿病)-01 | 多面的管理達成者の糖尿病性腎臓病(DKD)予後改善効果評価法の確立と、効果予測のための非侵襲的指標の確立(DKDrem-2研究) | |
H30-NHO(循環)-01 | 真の心房細動発症リスク同定のための新規バイオマーカー CA-125の検討(CA125-AF) |
3.業績
臨床研究部業績年報に各年度ごとの業績をまとめて発表しています。4.競争的資金の適正管理・公正な研究活動の推進
平成27年3月25日 制定
公的研究費等の原資の大部分は貴重な税金であり、国立病院機構におけるさまざまな研究活動は、社会の信頼と負託によって支えられています。その不正使用は社会からの信頼等に反する行為であり、公的研究費等の運営及び管理については鹿児島医療センター(以下「当院」という。)の責任において適正に行わなければなりません。 当院は、公的研究費等の不正使用根絶に向けて、不正使用を誘発する要因を除去し、抑止機能を有する環境・体制の構築を図るため、次のとおり公的研究費等の不正使用防止に関する基本方針を定めます。- 不正使用防止対策に関する責任体系を明確化し、病院内外に公表します。
- 事務処理に関する職務権限やルールを明確化するとともに、不正使用防止対策に関する関係者の意識向上を図り、抑止機能を備えた環境・体制の構築を図ります。
- 不正使用を誘発させる要因に対応した具体的な不正使用防止計画を策定し、実効性のある対策を確実かつ継続的に実施します。
- 適正な予算執行を行うことができるよう、実効性のあるチェックが効くシステムを構築し、公的研究費等の適正な運営及び管理を行います。
- 公的研究費等の使用ルール等が適切に情報共有・共通理解される体制を構築します。
- 公的研究費等の不正使用が起きない、起こさない環境づくりを目指し、実効性のあるモニタリング体制を整備します。
5.研究活動の不正行為に係る告発受付窓口の設置について
「独立行政法人国立病院機構鹿児島医療センターにおける研究活動の不正行為の取扱いに関する要領」に基づき、以下のとおり告発受付窓口(以下通報窓口という。)を設置します。名 称 研究活動の不正行為に係る通報窓口
場 所 〒892-0853 鹿児島市城山町8番1号
独立行政法人国立病院機構鹿児島医療センター 管理課
担 当 管理課長
電 話 099-223-1151(内線204)
※電話による受付時間は、平日8:30~17:15です。
電子メール 623-info@mail.hosp.go.jp
申立書のダウンロード
告発に関する注意事項
当通報窓口は、独立行政法人国立病院機構鹿児島医療センターに所属する研究者等についての研究活動に係る不正行為を対象としています。
告発者の氏名及び連絡先をはじめ、不正行為を行ったとする研究者・グループ、不正行為の態様、不正とする科学的合理的理由、使用された公的研究費等について慎重かつ公正に確認させていただきます。原則としてこれらの情報が確認できない場合や、告発内容の信憑性が疑われる場合には、告発の受付は致しません。
当通報窓口に連絡をいただいた段階では、告発は受付されておりません。告発内容を精査した上で、告発を行った方に受け付けた旨明示します。また、調査に当たって告発を行った方にご協力をお願いする場合があります。なお、鹿児島医療センターでは告発者及び調査協力者に対して、情報提供等を行ったことを理由として、いかなる不利益な取扱いをすることを禁止しています。
調査の結果、悪意に基づく告発であったことが判明した場合には、告発を行った方の氏名の公表・処分等があり得ることを申し添えます。
鹿児島大学連携大学院
鹿児島医療センターで鹿児島大学大学院の学位を取得することができます。
鹿児島医療センターは2009年度より鹿児島大学大学院医歯学総合研究科の連携大学院となっています。
連携大学院は大学院生の教育および研究指導の充実と大学院生の資質向上を図り、鹿児島大学大学院と鹿児島医療センターとの相互の交流を促進することで、学術と科学技術の発展に寄与することが目的とし設置されました。
当院の豊富な症例をいかした臨床研究や臨床研究部に整備されている各種分析装置、実験機器を用いた実験研究などを行ない、論文を作成し、学位を取得することができます。
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科生理活性物質制御学 | ||
研究室 | 部局 | 大学院医歯学総合研究所 |
専攻 | 先進医療学講座(連携講座) | |
分野 | 生理活性物質制御学 | |
客員教授 | 城ヶ崎 倫久 | |
主要研究概要 | 心臓血管病における生理活性物質 | |
神経体液性因子の研究 |
大学院についてはhttp://www2.kufm.kagoshima-u.ac.jp/を
生理活性物質制御学の詳細についてはhttp://www2.kufm.kagoshima-u.ac.jp/field/advanced-therapeutics/f110/01.html/
をご覧ください。