独立行政法人国立病院機構指宿医療センター

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がん治療の口腔ケア

がん治療では、手術、放射線治療、抗がん剤治療などの治療過程で様々な口腔の合併症が生じます。


 手術では、不衛生な口腔のまま手術を行うことで口腔の細菌が原因による誤嚥性肺炎が術後合併することがあります。
また、口や喉のがんでは術後の創部の感染や治癒に口腔の衛生状態は大きく関わり、術後の回復に影響を及ぼします。
 放射線治療や抗がん剤治療では、治療の合併症として口内炎(口腔粘膜炎)、口腔乾燥、味覚異常、顎骨の感染など様々な口腔のトラブルが起こります。
これらの口腔のトラブルは、痛みなどの不快症状を引き起こすとともに口から食事を摂ることも大きく障害し、治療中の患者さまの生活の質を大きく損ないます。

がん治療による口腔の合併症

口腔粘膜炎口腔粘膜炎
口腔乾燥口腔乾燥
顎骨壊死顎骨壊死
口腔カンジダ症口腔カンジダ症

 このような口腔のトラブルや合併症の発症には、口腔衛生状態が大きく関わっており、がん治療における口腔ケアの重要性も報告されるようになりました。

 がん治療の口腔ケアに関して国立がんセンターと日本歯科医師会の連携も始まり、平成24年6月には「がん対策推進基本計画」の見直しが行われ、各種がん治療における副作用、合併症の予防や軽減などによる、がん患者さまの生活の質の向上を目指し医科歯科連携による口腔ケアの推進が明記されました。

当院歯科口腔外科では、がん治療の口腔ケアを積極的に取り組み、がん治療の患者さまの口腔のトラブルの予防、軽減を図るため口腔ケアや歯科治療などの口腔管理を実施し、がん治療が円滑に遂行し患者さまの生活の質を維持するため努力しています。

がん治療中の口腔ケアは何をするの?

1)う蝕や歯周病などの歯科治療

 ・う蝕処置、根管治療、抜歯など
  がん治療中に症状が出ないように可能な治療を行う
 *治療までの期間が限定されるので治療内容は限定される。

2)口腔環境の改善・整備

 ・歯石除去、動揺歯の固定、鋭縁歯牙の調整、
  不適合な修復物、補綴物の処置など
 *口腔ケアを行いやすい環境、機械的刺激がなくなる環境を提供

3)口腔衛生の改善

 ・歯面清掃などによる口腔衛生状態の改善
 ・患者自身による口腔衛生管理(セルフケア)

特別な口腔ケア、歯科治療をするものではありません!



*がん口腔ケアリーフレット(ダウンロード)

*リーフレット:がん患者さまのお口の管理
*リーフレット:口・のどのがん患者さんのお口の管理
*リーフレット:抗がん剤治療を受ける患者さんのお口の管理

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