独立行政法人国立病院機構指宿医療センター

文字の大きさ

お知らせ

3テスラMRI装置が稼働開始しました

2016年5月12日(木) お知らせ放射線科(部門)


MRI3T(図1)

 当院では、平成28年4月から待望の3テスラMRI(フィリップス社製Ingenia)装置(図1)が稼働を始めました。これまでは静磁場強度1.5テスラのMRI装置1台で通常検査と脳血管系の救急検査を行なってきましたが、2台のMRI装置を稼働することで2~3週間の予約待ちだった検査が比較的速やかに行なえるようになりました。また、救急患者への対応もスムーズに行なえるようになり救急体制の強化にも繋がりました。

 更に、老朽化した1.5テスラMRIについてもアップグレードを行ない最新の装置に生まれ変わり、今まで高度な技術を要していた心臓の検査については、オート撮影機能が充実して技師の負担も軽減されました。

 3テスラMRI装置の特徴としては、1.5テスラMRIに比べ2倍の信号が得られるので、短時間で検査が行なえます(図2)。更に信号が増加すると画質が著明に向上し、血管を選択的に抽出するMRAでは、1.5テスラよりさらにきれいで細い血管まで検出できるようになります(図3)。特に当院では脳血管系の検査が多いので、3テスラの機能を十分活かせる装置となっています。

 また、今回の導入したMRI装置は患者さんが映像を見ながらリラックスして検査を受けられる最新の機能を備えており、患者さんにやさしい装置でもあります(図4)。

 このように3テスラMRIは、1.5テスラMRIと比較して高解像度画像が得られるというメリットはありますが、静磁場強度の上昇に伴い心臓ペースメーカー、冠動脈ステント、強磁性体クリップ等の体内金属に対する安全面の注意が一段と必要となります。また、生体内における電磁波の組織吸収率が増大し、局所の温度が上昇するため撮影条件等の制限がかかるというデメリットもあります。

 3テスラMRIの長所と短所を上手に使い分けながら診断価値の高い高精度な画像を提供していきたいと思います。                       

(診療放射線技師長 本村 登)

 


MRI Signal strength MRI Signal strength2image

独立行政法人国立病院機構鹿児島医療センター
099-223-1151
〒892-0853
鹿児島県鹿児島市城山町8番1号
fax:099-226-9246
お問い合せはコチラ

page top

Copyright © 2015 National Hospital Organization Kagoshima Medical Center All Rights Reserved.


by Bliss Drive Review